小学生にもわかる「COP29~気候変動と未来のためにできること~」

こーち先生

COP29が今年の11月にアゼルバイジャンで開催されることを知っていますか?

いちろう

聞いたことはあるけど、詳しくは知りません。

こーち先生

COPとは国連が主催する気候変動についての会議のことです。今回のCOP29では、どんなことが話し合われると思いますか?

いちろう

地球温暖化の問題についてですか?

こーち先生

その通りです。特に、CO₂削減の目標の見直し、発展途上国への支援、気候変動への適応策などが議題に上がります。

いちろう

でも、気候変動ってそんなに深刻なんですか?

こーち先生

とても深刻です。例えば、異常気象の増加、南極や北極の氷の融解、生物への影響などがすでに現れています。

いちろう

じゃあ、ぼくたちにできることはありますか?

こーち先生

もちろんです!エネルギーを節約する、車の代わりに自転車を使う、エコな消費をする、そしてこの問題について学び広めることができます。

いちろう

なるほど!それならぼくにもできそうだ。

こーち先生

「そうですね。COP29をきっかけに、環境問題についてもっと考えてみましょう。

1.COP29ってなに?

みなさんは「COP29(コップ29)」という言葉を聞いたことがありますか?COPとは「Conference of the Parties(締約国会議)」の略で、国連が主催する気候変動に関する大きな会議のことです。2024年11月にアゼルバイジャンのバクーで開催されるCOP29では、地球温暖化を防ぐために、世界の国々が協力して新しいルールや目標を決めます。

この会議には、世界中の国の代表、環境問題に取り組む団体、企業、科学者、そして若者たちも参加します。みんなが話し合う目的は、気候変動による悪影響を減らし、持続可能な未来を作ることです。

2.そもそも、なぜ気候変動が問題なの?

気候変動とは、地球の気温が長い時間をかけて変化することですが、今の問題は、人間の活動によって気温が急激に上がっていることです。この原因は「温室効果ガス」と呼ばれる二酸化炭素(CO₂)などのガスの増加です。

地球の気温が上がると、さまざまな問題が起こります。例えば:

  • 異常気象:猛暑や大雨、台風が増え、洪水や干ばつの被害が拡大します。
  • 氷が溶ける:南極や北極の氷が解けて、海面が上昇し、海に近い町が水没する危険があります。
  • 生き物への影響:気温が変わると、動物や植物が生きにくくなり、絶滅してしまう種も出てきます。

こうした問題を防ぐために、世界中の国々が協力してCO₂の排出を減らそうとしているのです。

3.COP29で話し合われること

COP29では、以下のようなことが話し合われる予定です:

  1. 各国のCO₂削減目標の見直し
    2015年のCOP21で決められた「パリ協定」では、世界の平均気温の上昇を1.5℃未満に抑える目標が立てられました。COP29では、その目標に向けた進捗を確認し、より強力な対策を考えることが求められます。
  2. 発展途上国への支援
    先進国はすでに多くのCO₂を排出して発展してきましたが、発展途上国はこれから経済を発展させる段階にあります。そのため、再生可能エネルギーの導入など、環境に優しい技術を支援する仕組みが議論されます。
  3. 気候変動への適応策
    気候変動の影響はすでに現れているため、洪水や干ばつに備える方法についても話し合われます。

4.私たちにできること

気候変動の問題を解決するには、世界中の国々の協力が必要ですが、私たち一人ひとりもできることがあります。

  • エネルギーを節約する:電気や水をムダにしないようにしましょう。
  • 移動の工夫:車ではなく自転車や徒歩を使うことでCO₂を減らせます。
  • エコな消費をする:プラスチックを減らし、地元で作られた食べ物を選ぶのもよい方法です。
  • 知識を広める:気候変動について学び、家族や友達と話すことも大切です。

COP29は、私たちの未来にとってとても重要な会議です。この機会に、環境問題について考え、できることを始めてみませんか?

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